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日米同盟を基軸としつつ核武装、自主的軍隊の創設は可能でしょうか?
アメリカにしろ中国にしろ大国の本音は覇権主義であり、
アメリカから見たら日本なんてその手段であり道具に過ぎません。
アメリカが日本の自主性回復を望まないのは明白と思いますが…
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可能か不可能かで言えば、不可能といいきることはできませんし、
核武装をして、自主的軍隊を持つ国はたくさんあるので、可能と
いうしかありません。中国の軍事的脅威の拡大に便乗するのが、
一番近いチャンスではないでしょうか?
アメリカが望まないことを絶対にやってはいけないわけではない
ですし、アメリカが望まないことは絶対不可能なわけではありません。
安倍元首相がやろうとしたように、諜報機関の創設の工作員の育成
から始めなくてはいけないので、かなり長い時間がかかりそうですが。
アメリカの敵国である中国やロシアや中東諸国や南米諸国などの脅威
を利用すれば、アメリカも日米同盟を強化するために、アメリカの力を
超えない範囲で日本の軍事力強化を容認する可能性があります。
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確かに佐藤内閣下ではなりかけたこともありますね。
ただ大国の基本的なスタンスは5大国による世界の固定支配です。
経済、領土問題を見ても安保下での、特に核武装はかなり難しいと思います。
アメリカは自国の利益でしか動きません。
安倍元総理の憲法改正案や安全保障をみても
本当の意味での軍事力の独立は構想していないように思いますが。
もし核武装するなら完全な安保破棄と自主防衛の気概が無いと不可能だと思います。
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安倍元総理が何を考えているかはわかりませんが、諜報機関や優秀な工作員を
確立したあとでないと、軍事力の独立を表明することはできないのは明白です。
アメリカは自国の利益でしか動かないかもしれませんが、ベトナム戦争やイラク戦争
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私はそもそも自民党が保守政党と思いません。
結党から現在までを見ても。
核武装というのはそれ自体が他国に頼らない独立した軍事システムの構築を意味します。
工作員の以前に通常兵器システムを攻撃力のある自己完結したものにしていなければなりません。
自衛隊は知っての通り防衛に偏重した装備です。
これらを放置してきたことはまずもって日本に本当の保守政党が無かったことを意味すると思います。
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自民党が全体としては保守政党でないのは確かにそうですが、
麻生元首相・安倍元首相・稲田朋美議員などをはじめとした
保守政治家が一番多いので、一応支持しています。
通常兵器システムを攻撃力のある自己完結したものにしていく
ために優秀な工作員が必要というのが私の考えです。
裏からも相当な圧力がかけられるでしょうから、それに対応できる
ようになってはじめて、保守的思想に基づいた政策を実施できる
ようになるでしょう。
それ以前に保守的な世論を作らないと、マスコミを中心とした
国内の反対で政権が潰れるということが、麻生政権や安倍政権
を見ていてわかったので、インターネットや口コミを通じて保守的
な思想の重要性を解いていく必要もあると思います。
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『保守』をどこから定義するかは人それぞれですが
今回の尖閣問題でのコメントを聞いていても少なくとも
安倍さんに明確な国家目標があるのかは疑わしいところです。
いや自民党自体に無いでしょう。自民党にも左派から右派までいますし、
自民党も民主党も壊れて保守本堂が合流する政界再編が無ければ、
保守思想は広まらないでしょう。