乾燥肌対策に有効なヒアルロン酸はじつは限られています。特別なヒアルロン酸じゃないと乾燥肌対策の役には絶たないのです。市販のヒアルロン酸サプリメントや化粧品では不十分だということなのです。
ヒアルロン酸選びに迷ったら、薬剤師の森 孝幸に聞こう!

ヒアルロン酸は細胞と細胞の間にたくさんあります。優れた保水性で細胞の間にたくさんの水分を蓄える働きをします。また、弾力性でクッションの働きをして細胞を守って乾燥肌対策をしてくれます。皮膚、関節液、へその緒、心臓の弁膜、大動脈、腎臓、眼球に存在して役目を果たしています。
ヒアルロン酸、1グラムあたりでなんと、6000mlの水を保持することができるのです。赤ちゃんの肌がプリプリなのはヒアルロン酸を多く含んでいるからです。自然と乾燥肌対策が出来ているのです。
体内のヒアルロン酸は年齢に伴って減少してしまいます。大人のヒアルロン酸は、赤ちゃんの頃と比べてみると1/20以下の量しかないのです。ヒアルロン酸の水溶液は、無色透明です。粘弾性物質と言われており、非常に高い粘性があり、ネバネバしていますヒアルロン酸の粘度は、ヒアルロン酸の長さによって異なり濃度が高く分子量が大きいヒアルロン酸は、ジェルのようにドロっとしています。
☆ヒアルロン酸の体内での主な働きをまとめてみました☆
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ヒアルロン酸は、保水性により皮膚の奥のコラーゲンや弾力繊維の細胞間にたっぷり水分を蓄える事により真皮に多く含まれ水分を保持し、しっとりしたやわらかい肌を実現します。ヒアルロン酸が減少して水分が少なくなると、肌の張りがなくなり、皮膚の表面も乾燥してきます。
眼球の内部の硝子体に多く含まれています。粘弾性の特性で、目の内部のクッションの役目や眼球の形を維持する働きもしています。
ヒアルロン酸は、普通100万~800万の分子量があります。分子の世界では、800万というのはものすごく大きなものです。分子量が大きいということは、お肌に浸透しにくいだけでなく、飲んでも吸収されにくいのです。ヒアルロン酸は、皮膚への浸透性が悪く、服用しても、体の中への吸収がとっても悪いのです。
通常のヒアルロン酸は、塗っても飲んでもほとんど効果がないというのが現実です。通常のヒアルロン酸の場合、体への吸収をよくするためにヒアルロン酸を小さいサイズまで分解して、体への吸収率を高めたヒアルロン酸成分を低分子ヒアルロン酸と言います。
ヒアルロン酸選びに迷ったら、薬剤師の森 孝幸に聞こう!

ヒアルロン酸を選ぶ時は、「低分子ヒアルロン酸」と明記してあるものを選ぶと乾燥肌対策がしっかりとできます。